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いわき市勿来酒井地区復興公営住宅

・竣工年          2018年


・設計・監理        遠藤剛生建築設計事務所     


・構造設計         レン構造設計事務所(二連木清 大沼健一 牛山友和)


・場所           福島県いわき市勿来町


・構造           木造 RC造(プレキャスト)

                           

・写真           トップ画像 提供:双葉町

東日本大震災による復興公営住宅整備事業である。

福島県双葉町は、福島第一原子力発電所事故により町全体が避難区域に設定され、町民が避難を余儀なくされ、長期化する避難生活拠点として、いわき市勿来酒井地区に復興公営住宅が整備された。   

2・3・4号棟は3~4階建てのRC造の壁式構造(W-PC工法)、5・6号棟は木造平屋建て、集会所は鉄骨造からなり、中央広場の円形は双葉町の伝統文化である「双葉ダルマ」をイメージして計画している。

集会所には「双葉町ダルマ市」で使用する巨大ダルマを収蔵するスペースも確保した。   

2・3・4号棟は壁式プレキャスト構造としている。一日も早く復興住宅に入居できるよう、プレハブ建築協会主動により、ほとんど現場打ちコンクリートを使わず、現場作業が少なく工期短縮が可能であるプレキャスト構造を採用した。   

「双葉町だるま市」は中央広場で毎年行われ、永く続く伝統行事を受け継いでいること嬉しく思います。

また、2022年8月の避難指示解除以降は双葉駅前に場所を移して開催しているとのことです。       


PC建築による復興公営住宅(プレハブ建築協会)

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