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シティハイツ六本木

・竣工年          2017年


・設計・監理        アークポイント


・構造設計         レン構造設計事務所(二連木清 大沼健一 市川昌博)


・場所           東京都港区


・構造           住宅棟:  RC造

              公共施設棟:RC造+S造


・写真           市川 昌博

港区営住宅の老朽化に伴う建替えであり、サービス付き高齢者向け住宅、障害者グループホーム等を併設する住宅棟と、区民共同スペース、防災備蓄倉庫、災害対策住宅及び機械式駐輪場を備える公共施設棟である。  

場所は六本木ヒルズの道路を挟んで向かいの敷地であり、六本木ヒルズ側の道路と六本木駅側の道路では、高低差が大きいため、構造計画及び施工計画に対して十分検討して対応した。   

住宅棟は、六本木ヒルズ側の道路面に配置したS棟と敷地中央部のE棟で構成し、形状及び建物規模の異なる2棟はエキスパンションジョイントで分離し構造計画上明確になるようにした。   

S棟は板状住棟の住戸で、床はボイドスラブを採用し部屋内部に梁のない居心地の良い空間としている。

また、SI住宅とし将来フレキシブルな対応ができる仕様としている。   

住宅棟は、住宅性能評価基準で耐震等級2を取得するため、一般的な設計の(耐震等級1が1.0倍に対して)地震力に対して1.25倍の安全率を確保している。   

公共施設棟は鉄筋コンクリート造としているが、地上階に機械式駐輪場を設けている部分は吹き抜け構造となるため一部鉄骨造を採用し混構造としている。建物の正面にはガラス越しに自動的に自転車が入車する一連の動きが見える部分が面白い。

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