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鶴岡市立藤沢周平記念館

・竣工年          2011年


・設計・監理        設計・計画高谷時彦事務所


・構造設計         レン構造設計事務所(二連木清 大沼健一)


・場所           山形県鶴岡市


・構造           RC造+S造


・受賞、掲載記事      第31回東北建築賞

              新建築 2010年6月号掲載


・写真           小川泰祐

藤沢周平記念館の敷地は、鶴岡市のシンボル鶴岡城の本丸にある。

 1階は展示室を中心に周りを事務室などが囲み、2階は収蔵庫を有する。   

構造的には壁式鉄筋コンクリート造からなる、「サロン棟」、「事務室棟」、「展示室棟」の3棟で構成している。   

基礎部分では3棟は接続しているが、地上部分は各棟の接続部を鉄骨造としルーズホールを設けて、構造的に独立した建物になるようエキスパンションジョイントで分離している。  

展示室棟の構造的な特徴として、1階展示室を無柱空間とするため2階床は格子梁のプレストレスト構造(ポストテンション)を採用している。   

また、2階も同様に無柱空間確保のため、屋根の床にアンボンドスラブ工法を採用している。   

建設敷地の施工条件として、城壁の廻りの掘りに囲まれた敷地であることから工事車両の制限があり、基礎工法に制限が生じた。   

掘りを通過できる小型自走式杭打ち機として、先端羽根付き鋼管杭回転埋設工法(EAZET工法)を採用した。


鶴岡市立 藤沢周平記念館 ホームページ


EAZET JOURNAL VOL.16(イーゼット採用物件の紹介)


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